元バーテンダーの話

【エンジョイ】ダーツの基本、ルールについて

こんにちは!okazyです。

ダーツバーを経営していた関係で、ダーツ(特にソフトダーツ)については結構詳しくなってしまいました(笑)

そこで今回はそんなダーツについて記して行こうと思います。

ダーツの歴史

ダーツの起源

ダーツの歴史

ダーツの歴史は、15世紀の薔薇戦争時、

イギリスにて酒場で兵士たちが余興で空ワイン樽の底に矢を投げていたのが起源といわれています。

最初は兵士たちの間で遊ばれるようになったこの余興も、次第に一般市民の中でも普及しはじめます。

当初使用されていた、

的のワイン樽の底も切り株の断面を代用し、投げていた矢も素手で投げ易いよう短くなりました。

切り株には「年輪」がありますよね。その年輪を利用して得点範囲を決めていたようです。

また、長く使用することで自然乾燥し、放射状に亀裂が入ることでさらに得点範囲を細分化していきました。

こうして現在のダーツの基礎が形成されていきました。

ダーツの的は木の断面を使用していたので、的に刺さりやすくする為水につけて柔らかくしていたそうです。

しかし、使い込むうちにだんだんと異臭を放つようになるという問題が出てきました。

この問題を解決するために、麻を圧縮して作られた「ブリッスルボード」なるものが登場しました。

これが現在にいたるまで広く使われているダーツボードとなります。

ダーツの種類

ソフト?ハード?

ソフトダーツ?ハードダーツ?

ダーツには「ソフトダーツ」と「ハードダーツ(またはスティールダーツ)」の2種類があります。

大まかな違いは、ダーツの矢尻が「プラスティック」が「ソフトダーツ」、「金属」が「ハードダーツ」です。

そしてこの2種類のダーツはルールにも違いがあります。

ルールについてはこのあとの章にて説明していきます。

ダーツボードと得点について

「ソフト」「ハード」のルールの違いを説明する前に両者共通のルールを説明します。

ダーツボードの得点のお話です。

上図のようなボードを見たことはあるでしょうか?

これが「ダーツボード」です。

それぞれ1〜20まで得点が表記されています。

こちらに刺さると表記されている点数が入ります。

そして中心の赤(インナー)と緑(アウター)の円、

こちらが「ブル(Bull)」と言われる箇所で、得点はソフトダーツでは、

赤、緑どちらでも「50点」、ハードダーツでは緑(アウター)は「25点」、赤(インナー)は「50点」となります。

余談ですが、中心の円、「ブル」ですがこちらは「水牛の目」のような見た目から「ブル」と言われています。

ブルの他にも「赤」と「緑」の枠部分がありますね。

ブルに近い方の赤と緑の枠、これらは「トリプル」と言われる箇所です。

この枠にダーツが刺さると、刺さった場所の数字の「3倍」の得点が得られます。

「20」の枠のさらに「トリプル」の枠にダーツが刺さったら、

20 × 3 = 60

60点の得点を得られることになりますね。ブルの50点より点数が多いです。

そして円の外枠にも赤と緑の枠がありますね。

これらは「ダブル」と言われています。

得点の2倍ですね。

あとは枠外。枠外にダーツが刺さった時は0点です。「アウトボード」と言われます。

以上が得点の説明です。

ソフトダーツ

ソフトダーツの大きな特徴としては、

ダーツの矢尻(ティップまたはポイント)がプラスティック製です。

そしてダーツを刺すボードは麻製ではなく、

「ビット」と呼ばれる小さい穴がたくさん空いた、こちらもプラスティック製のボードです。

ソフトダーツとは

↑こんな感じです。

そしてソフトダーツは自動計算機能がついたダーツ台(エレクトリックダーツ)で行います。

現在、日本でメジャーなダーツ台のメーカーは2社あり、「ダーツライブ社」と「フェニックス社」です。

上記2社が出る前にもエレクトリックダーツはアメリカの「メダリスト社」製のものがありましたが、

当時それほどダーツはまだまだマイナーなスポーツまたは遊びでした。

しかしダーツライブ社がダーツマシーンにカード機能を付加しました。

カードに自分の成績や、レーティングと呼ばれるダーツの「レベル」を登録できる機能です。

ライブカード」と呼ばれるそれは瞬く間に広がり、爆発的人気が出たのを今でも覚えています。

時を同じくしてフェニックスもカード機能付きのダーツマシーンを出しましたが、

関東圏では圧倒的にダーツライブが人気ありました。

逆に関東圏以外ではフェニックスがダーツマシーンの大半を占めていた感じです。

こうして自分のダーツの「うまさ」を数値化し、

レベルを上げていくことにより、あたかもダーツがテレビゲーム感覚でレベルの上下を楽しむ、

身近な遊びとして人気になりました。

ダーツバーや、ダーツ場が至る所に出来ました。

ゲーム代も今は定額投げ放題サービスがありますが、当時は1ゲーム200、300円してましたね。

それでもみんな楽しくて投げていた感じでした。

お店側にはとてもいい時代でしたね。

私もその時代は雇われ店長をしていましたが、

ダーツマシンに入っていたゲーム代(インカム)の多さに驚いてました。

しかし、お店にいい時代もそう長くは続かず、ダーツ代のインフレがおきました。

そりゃそうです。ダーツ台をおいているだけでお金になる魔法の箱でしたから。

ダーツバーや、ダーツ場はすぐに飽和状態となり、ゲーム台の価格破壊が起こりました。

ダーツ台の値下げから始まり、そして投げ放題の登場。

ネットカフェがダーツ台を店内に置いたのが始まりだったと記憶します。

個人でやっているダーツバーは投げ放題サービスをそう易々と出来ませんでした。

それはダーツ台をディーラーからリースしていたからです。

リースの契約も独特だったと今思えばそう感じます。

ダーツ台のリースは定額制ではなかったのです。

1ヶ月のダーツ台のインカム(ゲーム代)を折半、

もしくは6:4(6が店側)と言う契約がほとんどでした。

併せてダーツライブ社への通信費も馬鹿にならないくらい高かったです。

そんな感じで決して安くはないリース代や

通信費を払って行かないといけないので軽々と投げ放題サービスは出来ませんでした。

それに比べると大手ネットカフェやダーツライブ社の

親会社が営むダーツバー(現在は提携が切れているらしい)が台頭してきます。

ダーツ台を買い取っていたからです。

通信費こそかかりますが、リース代はありません。売り上げを切迫するものがないのは強みでした。

では、個人店でもダーツ台を買い取れば?と思われますが、ダーツ台1台の値段が結構します。

そしてダーツ台のボード、こちらは故障します。消耗品です。

リースだと、壊れればディーラーへ連絡し、パーツはすぐに届けてもらえます。

しかし、買取だとパーツの入手が困難なんです。

高価で手間がかかります。

そんな感じなので飽和だったダーツバーは徐々に淘汰されていきます。

生き残り合戦が始まります。

でもやはり、投げ放題を行うダーツ場の勢いは止まらず、

お客さんは安くて投げやすいダーツ場へ流れていきました。

話がだいぶ逸れて、ダーツバーの奮闘記的な感じになってしまいましたね(笑)

ソフトダーツの話に戻しましょう。

ソフトダーツにはいろんなゲームが存在します。

その中でもメジャーなゲームは、「01」と「クリケット」です。

この2つのゲームを1セットとして遊ぶゲームが「メドレー」と言います。

この「メドレー」は大会等でも採用されています。

こちらのゲームのルールをこの後説明していきます。

ハードダーツ

ハードダーツはソフトダーツとは違い、矢尻がスティール、金属製です。

ハードダーツボード

ボードも↑のようにソフトダーツの物とは違い、麻を圧縮して作られています。

ハードダーツはゲームもシンプルで、「01」しかありません。

そして、ソフトダーツと決定的に異なるのは、ハードダーツでは基本20のトリプルを狙います。

ソフトダーツでは真ん中の「ブル」が基本です。

その違いは何故かと言うと、

ハードダーツの「ブル」はインナーブルとアウターブルとでセパレートされています。

上のボードの画像をみてください。ど真ん中の黒い部分がインナーブルです。この箇所は50点です。

そしてその周りの赤い箇所がアウターブルで25点。

ハードでブル、その中でもさらに的が小さいインナーブルを狙いのはとても困難です。

インナーを外してしまったらアウターブルの25点です。

それに比べると20のトリプルを狙う方が好手と言えます。

「01」は「501」が基本です。

これは得点501から、

ダーツを投げて刺さった得点を減算していき、

最終的に先に0にした方が勝ちとなります。

そして、最後0にするときは必ずダブルの枠を狙って上がります。

残り40点なら20のダブル。20なら10のダブル。

といった感じです。

20で上がれる場合、10のダブルを狙ったところ、外れてしまい10のトリプルに入ってしまった。

これは10のトリプルなので30点で20点をオーバーしてしまします。

これを「バースト」と言います。

バーストになったらプレイヤーチェンジとなり、次のラウンドはまた20となります。

得点オーバーしたらバースト。次ラウンド再チャレンジ!

※「01」のルールの詳細はこのあと説明していきます。

ハードダーツは日本でも人気があるスポーツですが、海外では日本以上に人気があります。

特にヨーロッパで絶大な人気を誇ります。

youtubeなど動画サイトで「ハードダーツ」や「PDC」で検索してみてください。

試合会場の盛り上がり様が垣間見れます。

興味があればぜひ観てください。

代表的なダーツのゲーム

01 − ゼロワン

このゲームはダーツの中で一番メジャーなゲームではないでしょうか。

ハード、ソフト共に存在します。

一定の数字をダーツを投げて入った得点分引いていき、最終的に0にした方が勝ちとなります。

点数と取りすぎて、

数字がマイナスになると「バースト」と呼ばれ、

そのラウンドは終了。バーストしたラウンドの前のラウンド時の得点に戻り、再度チャレンジとなります。

先ほど、ハード、ソフト共にあるゲームだと説明しましたが、

双方では若干のルールや攻め方の違いがあります。

ハードは真ん中の「ブル」がセパレートされています。

ブルの内側の小さい縁は「インナー」、外側の縁は「アウター」。

これらは上記「ダーツボードと得点」で説明しました通り、インナー50点、アウター25点と

点数が変わります。

それに対し、ソフトはインナー、アウター共に50点です。

ハードでは基本20のトリプルを狙います。

ソフトでは基本ブルを狙います。

それに加え、ハードでは上がる時(得点を0にする時)、ダブルの枠を狙って上がります。

これを「ダブルアウト」と言います。

ソフトにはそういうルールはなくシングルの得点で上がることが出来ます。(シングルアウト)

ただし、ソフトでもオプションで「ダブル」や「トリプル」

また「ブル」で上がることを条件とする「マスターアウト」と呼ばれるものもあります。

こちらはダーツのレベルが比較的上の人たちが行っているルールです。

これらがゼロワンの大まかなルールとなります。

あ、あと言い忘れていましたが、ハードは「501」スタートが基本です。試合ほとんどが「501」です。

「501」の数字からスタートして得点を減らしていきます。

ソフトは、「301」、「501」、「701」、

「901」、「1101」、「1501」とスタートの得点に違いがありますが、

「701」か「501」スタートが主ですね。

クリケット

このゲームはハードにはありません。

ソフトダーツ特有のゲームです

ボード内にある数字、「15」「16」「17」

「18」「19」「20」それと「ブル」が有効な数字となります。

その他の数字はゲームに使いません。そこに入っても無効です。

上記の有効の数字15〜20、ブルを対戦相手と奪い合う、陣取りゲーム的な要素があります。

有効な数字、例えば20に3本入れると自分の陣地となります。

4本目以降からはその陣地の数字が得点となります。

なので、ダーツを1本目で20のトリプルに入れると一発でその数字は自分の陣地となり、

2本目でまた20のトリプルへ入れると20×3で60点が自分の得点となり、

さらにさらに3本目も20トリプルへ入れたら60点加点され、合計120点得点が得られるわけです。

次に対戦相手が19を狙いに行って、ダーツ3本使い、自分の陣地にしたとしましょう。

陣地にすることが出来ましたが、得点が入っていません。

プレイヤーチェンジとなり自分はどこを攻めたら良いと思いますか?

さらに陣地を広めるために他の有効な数字、この時点では18、17、16、15、ブルが空いてます。

これらを狙うのも良いでしょう。

ですが、現時点で120−0で得点で勝っています。

相手に得点を入れさせないために19を狙いましょう。

相手が陣地にした数字に自分が3本分ダーツを入れると、その数字は無効となります。

相手の陣地を潰したことになります。

こうやって陣地を増やし、得点を加点し、相手の陣地を潰していくゲーム。

これが「クリケット」です。

戦略的要素が強いゲームと言えます。頭脳戦です。

ダーツまとめ

以上で簡単にではありますが、ダーツの歴史、ルール、ゲーム等紹介させていただきました。

ソフトダーツだとゼロワン、

クリケット以外にも多数ゲームがあるので、

ダーツをやりに行った際にはスタッフさんにでも聞いてみると詳しく教えてくれるはずです。

興味がありましたらお近くのダーツバー、ダーツ場へ行ってみてください!

新しい世界が待っていますよ!!

-元バーテンダーの話

Copyright© 副業の酒場 , 2022 All Rights Reserved.