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イタリアの食後酒グラッパとはどんなお酒?

ダニエルくん
マスター、なにか面白いお酒ないかな?
そうですね、日本では比較的出回っていないマイナーなお酒があるんですけど
okazy.
ダニエルくん
ん?何それ気になるねぇ。それにしてみようかな
グラッパというのですが、ご存知ですか?
okazy.
ダニエルくん
いや、初めて聞く名前だね
では、ではご説明しながらグラッパをご用意いたします
okazy.

イタリアでは食後酒として愛されているお酒。

『グラッパ』について知らない方多いことでしょう。

このグラッパの歴史、種類や飲み方を紹介していきます。

グラッパの歴史

グラッパの歴史

ぶどう作りをしていた農民がワイン作りのために使ったぶどうの「搾りかす」を

蒸留して作ったブランデーがグラッパです。

当時のワインは王族や貴族達、上流階級が飲むお酒でした。

民衆が口に出来る品物ではなかったんですね。

そんな彼らもなんとかしてぶどうを使ったお酒を嗜みたいと考え、

これまでは畑の肥やしとして使用していたぶどうの「搾りかす」を、

発酵させ、蒸留技術を用いて作ったお酒がグラッパと言われています。

グラッパが出来た当初は「民衆のお酒」だったのですね。

グラッパができるまで

グラッパができるまで

グラッパはブランデーです。

では、ブランデーとは何でしょうか?

答えは、「フルーツを使った蒸留酒」です。

主にぶどうを使ったブランデーが主流ですが、その他のフルーツ

(さくらんぼ、洋梨、プラム等)も原料として使われます。

これらを総して「フルーツ・ブランデー」と言われます。

代表的なものだと、りんごを使ったブランデー「カルヴァドス」が有名ですね。

グラッパの材料

グラッパの材料は「ぶどう」ですね。

材料のぶどうの中でも

  • 赤ワイン用のぶどうの搾りかす
  • 白ワイン用のぶどうの搾りかす

と2種類あります。

赤ワイン用の搾りかすには果皮がついており、それとともに発酵しているため

アルコール成分があります。そのまま次の蒸留工程へ行きます。

それに引き換え白ワイン用にはアルコール成分はありません。

ぶどうに残った糖分をアルコール発酵させてから蒸留工程へ進みます。

赤と白では以上の違いがあります。

グラッパ 蒸留

グラッパの製法についてですが基本グラッパは蒸留して作られます。

その蒸留方法には、

  • 連続式蒸留
  • 非連続式蒸留(単式蒸留)

の2種類があります。

非連続式は昔からの技法で伝統的な蒸留法なのです。

連続式はあとから新しく開発された画期的な蒸留法です。

連続式蒸留で精製されたグラッパは一度の蒸留でクリアであり、高アルコール度数のものが出来上がります。

ですが連続して蒸留されれるため、原料であるぶどうの香りが損なわれてしまうデメリットもあります。

なのであとから香りを加えることをして調整しています。

それに比べ、非連続式蒸留では一度の蒸留では不純物が残り、精製したアルコール度数も連続式により低いです。

非連続式蒸留は何回か行うことによりアルコール度数を上げ、また不純物を取り払って行きます。

しかし原料の香りは連続式と比べると残るというメリットがあります。

蒸留を何回も行わなくてはいけないデメリットが非連続にはあるのです。

連続式蒸留のメリット・デメリット

  • 連続式蒸留は新しく開発された技法(ハイテク)
  • 一度の蒸留作業でクリアで高アルコールなグラッパを精製出来る
  • 原料のぶどうの風味が損なわれてしまう

非連続式蒸留のメリット・デメリット

  • 非連続式蒸留(単式蒸留)は伝統的な技法(アナログ)
  • 原料のぶどうの風味は保たれる
  • 一度の蒸留作業ではアルコール度数が低い
  • また不純物も多く残ってしまう
  • 何回か同じ工程を行いアルコール度数を上げていかないといけない

グラッパの熟成作業

蒸留作業で精製されたグラッパはアルコール度数30〜60%とかなりの幅があります。

それは赤ワイン用の搾りかす、白ワイン用の搾りかすを使ったかの違いによります。

白ワイン用の搾りかすにはアルコール成分が弱いため度数の低いグラッパとなります。

こうしたアルコール度数の低いグラッパは蒸留後すぐに瓶詰めされ商品となります。

瓶詰めされたグラッパは無色透明です。

アルコール度数の高いグラッパは加水、香り付け等調整されて樽熟成を行います。

そしてだいたい8年ほど熟成され完成となるのです。

アルコール度数も40〜50度位と比較的高いものになります。

色も樽を焼き付けた焦げ部分が溶け出し綺麗な琥珀色になります。

こうした工程を経てグラッパは世に出ていくこととなるのです。

グラッパの飲み方・楽しみ方

グラッパ飲み方

グラッパの楽しみ方として

  • ストレート
  • ロックスタイル

が基本の飲み方となります。

ストレートは「グラッパグラス」と言われる、細身のシャンパングラスの途中が「くびれ」のように絞られた

グラスを用いて飲みます。これはグラッパの香りを楽しむための形状なのです。

このような形状をしています。

最後に

乾杯

日本ではまだあまり馴染みのないグラッパですが、近年はイタリアンレストランやバールでも見かけるように

なりだんだんその存在が認知されるようになってきました。

イタリアの庶民が気軽に飲めるお酒がその美味しさで今では高級ブランデーとして

その地位を築いています。

大出世したお酒です。

これからも美味しいお酒を紹介していきますのでよろしくおねがいします!

 

 

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